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腰痛に使われる漢方薬

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腰痛について

 

今回は腰痛について取り上げてみたいと思います。

 

日頃調剤薬局で働いていると腰痛症をお持ちの患者さんは沢山いらっしゃいます。

 

そういう私も以前は腰痛とは無縁だったのですが40才を迎えるにあたり、運動をしたあとや少し力仕事をした後に腰痛を感じることがあります。

 

 

またデスクワークや車の運転が多くなった現代社会においては腰への負担が大変多い環境と言えます。

 

腰痛をお持ちの患者さんは、実に様々な湿布薬を持って行かれます。

 

一昔前は湿布薬の処方量に規制がなかったので何百枚と持って行かれる患者さんもいて、中には700枚入りの段ボール一箱渡すこともありました。(^_^;)

 

さすがに今は規制が掛り1月70枚までしか出せなくなりました。

 

ただでさえ圧迫されている健康保険がいつまでも湿布薬のばらまきをしていては持ちませんよね・・・。

 

最近は調剤薬局やドラックストアでもロキソニンSテープを処方箋なしに買えるようになりました。(要指導医薬品ですので薬剤師から本人に書面を用いた説明を行った上でしか販売できない)

 

ただとっても高価で7枚入りで1000円近くします。1枚100円以上と考えると高い気もしますが腰痛がひどい方はそれでも購入して行かれます。

 

その他にも、市販の湿布薬でフェルビナクパップ(成分は医療用医薬品のセルタッチ)やケトプロフェンパップ(成分は医療用医薬品のモーラス)などもありますので、湿布が足りないという方は利用されてもいいかもしれません。

 

湿布薬は大変好みが分かれます。

 

一般にパップ剤は水分を多く含みますので、貼ったときにひんやりとします。そのひんやり感がいいとおっしゃる方もいれば、ベトベトして嫌、すぐに剥がれてしまって嫌とおっしゃる方もいます。

 

一方テープ剤は粘着力が高く患部にしっかりとくっつきますので好まれます。また薄いので服の下に貼ってもゴワゴワしないのですが、逆に薄すぎるので貼るときにくちゃっとなってしまって貼れなくなってしまうこともあります。また剥がすときにその粘着力のために肌荒れを起こすこともあります。

 

そんな湿布薬の特徴ですが、私の薬局で処方される湿布薬ベスト5を上げますと

 

1,モーラステープモーラスパップ

 

2、ロキソニンテープ

 

3,セルタッチパップ

 

4,ロコアテープ

 

5,アドフィードパップ

 

です。

 

モーラステープ、パップは言わずと知れた久光製薬の大ヒット製品です。お年寄りの患者さんにも絶大な人気を誇りこれじゃないと絶対だめ、と言う方が多いです。

 

ただ、副作用として光線過敏症というものがあり、これは貼った部分を日光に当ててしまうと真っ赤にただれてしまう事があります。また、貼っていなくても貼った部分に成分が残っていれば同じように日光によってただれやすくなります。ですので、貼る場所は日光に当たりにくい服に隠れた場所にしてもらうようにしています。

 

ロキソニンテープ、こちらは鎮痛剤で有名なロキソニンと同じ成分の湿布薬です。

ロキソニンのネームバリューのため湿布薬の世界でも人気が高いです。こちらのテープ剤もモーラスほどではないですが光線過敏症には注意が必要です。

 

セルタッチパップ、こちらはパップ剤ですがパップ剤独特の鼻に付く匂いが少ないと言うことで人気があります。

 

ロコアテープ、一番新しいテープ剤で効果も強いです。そのため、内服の痛み止めとの併用は可能な限り避けなければいけません。そして、使用枚数は1日2枚までの制限があります。

 

アドフィードパップはロコアテープのもともとの成分。ロコアテープはアドフィードパップの活性異性体(S体)だけを成分としたもの。





湿布についてながながと書いてしまいましたが、ここから本題の腰痛に使われる漢方薬になります(・∀・)

 

腰痛も冷えにより起されることが多いです。一種の血行不良状態ですね。

 

お風呂に入ると気持ちよく、改善がある腰痛はまさに冷えによる腰痛です。

 

そこでまず使われるのが、五積散という方剤です。

 

こちらの成分を見ますと 

 

蒼朮 陳皮 当帰 半夏 茯苓 甘草 桔梗 枳実 桂皮 厚朴 芍薬 生姜 川芎 大棗 白芷 麻黄

です。

 

実に様々な生薬が配合されています。

 

こちらの方剤は下半身がよく冷える方やクーラーなどで腰痛がひどくなる方に効果的です。

 

また慢性の腰痛で血行が悪くなっている方には桂枝茯苓丸という方剤があります。

 

成分としては

 

桂枝 茯苓 牡丹皮 桃仁 芍薬 です。

 

こちらの方剤は婦人科で良く用いられますが、整形でも良く出されます。

桂枝は血の巡りをよくする作用があり、桃仁、牡丹皮は血腫などのうっ血を改善します。

 

その他にも症状に合わせて用いられる方剤はいろいろあります。

 

つづいて、老化による腰痛。

体力が低下し腎虚の症状が起こるため、そちらを補う方剤が中心です。

使われる方剤として独活寄生湯があります。あまり調剤薬局では馴染みのない方剤ですが、

成分としては

 

当帰 川芎 芍薬 地黄 人参 茯苓 甘草 生姜 独活 防風 泰艽 細辛 桂枝 桑寄生 杜仲 牛膝

です。

 

こちらも沢山の生薬が入っています。

 

腎臓を補い、冷えや、むくみをなくしていく方剤になります。

 

その他にも症状に合わせて用いられる方剤は色々あります。

 

今回はなぜが湿布薬が中心になってしまいましたがまた改めて腰痛に使われる漢方薬を取り上げたいと思います。

 

尚、服用に当たっては副作用や飲み合わせもありますので、医師、薬剤師の相談の上服用してくださいね。