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意外に知られていない市販薬の副作用

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今回は今やインターネットなどでも販売されている市販薬について書かせてもらいます。

 

日頃お仕事が忙しくてなかなか病院に行けない方、病院の待ち時間がもったいないので市販薬で済ましてしまおうと言う方、医療用医薬品より市販薬の方が好きな方など、様々な事情で市販薬を飲まれる方は多いと思います。

 

僕自身も薬剤師になる前の20代前半に営業をしていた時は、とにかく時間がなくて風邪ぐらいではとても病院に行く事が出来ませんでした。その時に大変お世話になったが市販の風邪薬と栄養剤です。

 

 

少しでも喉が痛くなったり、頭痛がしたり、体がだるく風邪を引きそうなときは市販薬を規定の2倍量ぐらいの量を飲み、栄養剤を1本ぐぐっと飲んですぐに寝るという荒技で風邪をなんとか食い止めていました。

 

今思えばずいぶん危険な事をしていたと思いますが、その当時の自分としてはその行為は当たり前の事で、周りの先輩も同じようにしているからなんのためらいもなく飲んでいました。

 

市販薬はその購入方法の気軽さ、そして医療用医薬品に比べて圧倒的な副作用喚起の少なさから無意識のうちに安全な薬とついつい思いがちになってしまいますが、実は市販薬であっても重大な副作用は起こっているのです。

 

少し古い統計にはなるのですが平成19年度~23年度の5年間で厚生労働省に報告された市販薬の重篤な副作用の件数ですが

 

総合感冒剤(風邪薬) 404件 

 

解熱鎮痛消炎剤    243件

 

漢方製剤       134件

 

その他        

 

合計         1220件

 

実に年間200件以上の命に関わる重篤な副作用が厚労省に報告されています。

 

この数字は製造販売業者から厚労省に報告があった命に関わるような重篤な副作用の件数ですから、ねむけ、めまい、胃腸障害などの一般的な副作用件数を考えると数倍の副作用があると推測されます。

 

ですから市販薬は医療用医薬品に比べて副作用が少ないと言う思い込みは大変危険です。

 

ましてや風邪薬をネットで安易に購入できる時代にあってその危険度はますます広がっていくのではないかと思います。

 

風邪薬や鼻炎薬に含まれている成分の副作用

 

市販薬も多種作用の製品があり、全部を取り上げるのはとても無理なのですがここではもっとも副作用報告が多い総合感冒薬に多く含まれている成分の副作用を上げたいと思います。

 

総合感冒薬はCMでのお馴染みの 「頭痛にバファ++」「ねつ、鼻、喉に効くベン++++」「狙い撃ち++タック」など有名な女優さんが宣伝されていますね。

 

個人的には広瀬すずさんが好きかなあ・・・・、そんな冗談はさておき(・ω・)

 

総合感冒薬には頭痛、鼻水、咳、喉の痛みに効く成分が全部入っている事が多いですので副作用が出ても一体どの成分が原因なのかが分かりにくいです。

 

ここではよく含まれている成分のいくつかを取り上げたいと思います。

 

1,イブプロフェン

 

こちらは主に鎮痛剤として医療用医薬品としても古くからある成分です。

 

頭痛、解熱剤として多くの総合感冒薬に含まれています。

 

[してはいけないこと](一部)

 

・15才未満の小児は服用してはいけない。

 

・出産予定日12週以内の妊婦は服用してはいけない。

 

・5日を超えての服用はしないこと(風邪薬のみの記載)

 

などがあります。

 

[副作用]

 

皮膚:発疹・発赤、かゆみ、青あざができる

 消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便

 精神神経系:めまい

 循環器:動悸

 呼吸器:息切れ

 その他:目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、からだがだるい

 

などがあります。

2,d-クロルフェニラミンマレイン酸

 

こちらは抗ヒスタミンにあたり鼻水、目のかゆみ、咳などに効果的です。

 

[してはいけないこと]

 

緑内障の患者さんは飲めない。(眼圧上昇の可能性)

 

前立腺肥大の患者さんは飲めない。(尿閉を起す可能性)

 

・過敏症のある患者さん、小児はのめない。



[副作用]

 

もっとも多いのが眠気、口渇、尿閉

 

服用中は車の運転等危険作業はしてはいけない。



3,ジヒドロコデインリン酸塩

 

こちらは古くからある咳止めの成分です。

 

[してはいけないこと]

 

・服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと

(眠気等があらわれることがある)

 

・授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること

 

・過量服用・長期連用しないこと

 

・医療用医薬品の注意事項として「重篤な呼吸抑制のある患者」や「気管支喘息発作中の患者」には使用できない。

 

[副作用]

 

最も多いのが、眠気、めまい、便秘。特に便秘はよく聞く副作用です。



4,プソイドエフェドリン塩酸塩

 

こちらは花粉シーズンなどの鼻炎の薬によく含まれています。鼻づまりを改善する成分として医療用医薬品にも含まれています。

 

[してはいけないこと]

 

前立腺肥大による排尿困難

 

・高血圧の人

 

・心臓病がある人

 

甲状腺機能障害の人

 

・糖尿病の人



[副作用]

 

不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈など交感神経興奮作用からくる副作用が多いです。



以上の様に総合感冒薬に含まれる成分の副作用の一例を挙げました。

 

このほかにも市販されている医薬品には様々な成分が含まれておりどの成分が副作用を起すか分かりませんので、服用に際しては十分注意していただき、少しでも発疹、発熱、呼吸困難などの体調変化が起こったら医療機関を受診してくださいね。

 

最後までお読みいただき有り難うございました。