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便秘について その2

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今回も便秘について取り上げたいと思います。

 

前回は便秘の種類と主な便秘薬について書きました。

 

前回の記事はこちら↓

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今回は漢方薬における便秘薬の分類について書かせてもらいます。

 

 

西洋医学においての便秘治療と言えば、大腸を刺激したり水分を誘導して便を軟らかくするなど腸管を中心とした治療であるのに対して、東洋医学では体質全体を観ての処方が中心となります。

 

[目次]

 

1,実証の人の便秘薬

 

比較的体格がしっかりしていて、赤ら顔で体力のある人に使われる便秘薬が、大黄芒硝が入った承気湯類です。

 

大黄の成分には市販薬にも含まれているセンノシドが含まれています。

 

芒硝は硫酸ナトリウムです。

 

どちらも胃腸にこもった熱による便秘の改善に使われます。

 

ですので、体力がない虚証の人や陰虚による便秘の人に使うと返って調子が悪くなることがあるので注意が必要です。

 

また、漫然と長期に服用し続ける事も避けた方が良いかと思います。

 

[主な漢方薬]

 

大承気湯、調胃承気湯、桃核承気湯、防風通聖散など

 

2,気が滞った人の便秘薬

 

ストレスなどにより気が滞り、ゲップがでたり、お腹が張ったりなどする時の便秘薬です。

 

旅行などに行って環境が変わったりすると起こる便秘がありますが、そちらもこの便秘に当たります。

 

陳皮厚朴などの理気剤が入った漢方薬が効果的です。

 

[主な漢方薬]

 

通導散

 

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3,元気が足りない人の便秘薬

 

いわゆる気虚の人の便秘薬です。気は食べ物から胃腸機能の働きによって作られるのですがもともと胃腸機能が弱くて気を作れない人は食べた物をしっかり消化して便として送り出すことが出来ないので、胃腸機能を高める漢方薬を使います。

 

[主な漢方薬]

 

六君子湯補中益気湯など

 

4,腸の潤いがない人の便秘薬

 

高齢者の方に多い便秘です。津液の不足によって腸の潤いがなくなり便がコロコロになってしまう様な便秘です。

 

この便秘には油脂性の生薬が含まれている薬が使われます。

 

麻子仁という生薬が含まれた漢方薬が使われます。

 

脂分を大変多く含むため便を潤す作用があります。

 

[主な漢方薬]

 

麻子仁丸、潤腸湯など

 

5,薬以外の便秘解消法

 

最後に薬以外の便秘解消法として

 

やはり運動は効果的です。

 

運動により腹筋をはじめとする筋肉が鍛えられますし、消化管の運動促進にもつながります。ウォーキングやランニングなどの運動を取り入れるは良いことかと思います。

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また、薬以上に大切なのが日々の食事です。野菜などの繊維の多い物を意識して摂る。乳酸菌などで腸の調子を整える。そして、良質の油を摂ることです。

 

油に関しては以前に書いたブログを見てみてください。

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2回に渡って便秘について書いてきましたが、便通というのは健康のバロメーターと言われる様にとっても大切なことです。

毎日の排便で便と形や色をチェックすることも自分の体調を知る手がかりになります。

 

おかしいと思われるかもしれませんが、是非毎日の排便がどんな状態かをチェックしてみてください。

 

最後に、漢方薬といえども妊婦の方には使えない薬もありますし副作用もでることがあるので使用に関しては医師、薬剤師に相談してください!

 

今回も最後までお付き合いいただき有り難うございました(^^)